第3節 薬剤料

20 使用薬剤料

  • 1 使用薬剤の薬価が調剤料の所定単位につき15円以下の場合 1点
  • 2 使用薬剤の薬価が調剤料の所定単位につき15円を超える場合の加算 10円又はその 端数を増すごとに1点

使用薬剤の薬価は、別に厚生労働大臣が定める。

通知

  • (1) 投薬時における薬剤の容器は、原則として保険薬局から患者へ貸与する。
    ただし、患者が希望する場合には、患者から実費を徴収して容器を交付しても差し支えないが、患者が当該容器を返還した場合は、当該容器本体部が再使用できるものについては当該実費を返還する。
    なお、患者に直接投薬する目的で製品化されている薬剤入りチューブ及び薬剤入り使い捨て容器のように再使用できない薬剤の容器については、患者に容器代金を負担させることはできない。
  • (2) 保険薬局が患者に喘息治療剤の施用のため小型吸入器及び鼻腔・口腔内治療剤の施用のため噴霧・吸入用器具(散粉器)を交付した場合は、患者にその実費を負担させて差し支えないが、患者が当該吸入器を返還した場合は当該実費を返還する。
  • (3) 被保険者が保険薬局より薬剤の交付を受け、持ち帰りの途中又は自宅において薬品を紛失したため(天災地変その他やむを得ない場合を除く。)再交付された処方せんに基づいて、保険薬局が調剤した場合は、当該薬剤の費用は、被保険者の負担とする。
  • (4) 内服用液剤を投与する際には常水(水道水、自然水)を使用するが、特に蒸留水を使用しなければならない理由があれば使用して差し支えない。
  • (5) 薬包紙、薬袋の費用は、別に徴収又は請求することはできない。
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