周術期口腔機能管理料(Ⅲ)
B000−8 周術期口腔機能管理料(Ⅲ)
190点
注
1 がん等に係る放射線治療、化学療法又は緩和ケアを実施する患者(以下「放射線治療等を実施する患者」という。)の口腔機能を管理するため、歯科診療を実施している保険医療機関において、周術期口腔機能管理計画に基づき、他の保険医療機関又は同一の保険医療機関において放射線治療等を実施する患者に対して、歯科医師が口腔機能の管理を行い、当該管理内容に係る情報を文書により提供した場合は、当該患者につき、区分番号B000−5に掲げる周術期口腔機能管理計画策定料を算定した日の属する月から月1回を限度として算定する。
2 周術期口腔機能管理料(Ⅲ)を算定した月において、区分番号B000−4に掲げる歯科疾患管理料、区分番号B000−6に掲げる周術期口腔機能管理料(Ⅰ)、区分番号B000−7に掲げる周術期口腔機能管理料(Ⅱ)、区分番号B002に掲げる歯科特定疾患療養管理料、区分番号B004−6に掲げる歯科治療総合医療管理料(Ⅰ)、区分番号B004−6−2に掲げる歯科治療総合医療管理料(Ⅱ)、区分番号B006−3−2に掲げるがん治療連携指導料、区分番号C001−3に掲げる歯科疾患在宅療養管理料、区分番号C001−4に掲げる在宅患者歯科治療総合医療管理料(Ⅰ)、C001−4−2に掲げる在宅患者歯科治療総合医療管理料(Ⅱ)及び区分番号N002に掲げる歯科矯正管理料は算定できない。
通知
B000-8 周術期口腔機能管理料(Ⅲ)
- (1) 周術期口腔機能管理料(Ⅲ)は、がん等に係る放射線治療若しくは化学療法を実施している患者(予定している患者を含む。)又は緩和ケアの対象となる患者であって、区分番号 B000-5に掲げる周術期口腔機能管理計画策定料に規定する管理計画書に基づき、歯科医師による必要な口腔機能の管理を行った場合に算定する。なお、当該管理報告書の内容又はその写しを診療録に記載又は添付する。
- (2) 口腔機能の管理を実施した場合は、①口腔内の状態の評価、②具体的な実施内容や指導内容、③その他必要な内容を記載した管理報告書を作成し、患者に提供する。ただし、患者の状態に大きな変化がない場合は、少なくとも前回の管理報告書の提供日から起算して 3月を超える日までに1回以上提供する。
- (3) その他周術期口腔機能管理料(Ⅲ)に係る周術期口腔機能管理料(Ⅰ)及び周術期口腔機能 管理料(Ⅱ)と共通の項目は、区分番号B000-6に掲げる周術期口腔機能管理料(Ⅰ)及 び区分番号B000-7に掲げる周術期口腔機能管理料(Ⅱ)の例により算定する。