歯周疾患処置
I010 歯周疾患処置(1口腔1回につき)
14点
注
1 特定薬剤を用いて行った場合に算定する。
通知
I010 歯周疾患処置
- (1) 歯周疾患処置は、歯周疾患の症状の改善を目的として、歯周ポケット内へ特定薬剤を 注入した場合に、1口腔を単位として算定する。なお、歯周疾患処置を算定する場合は、 使用薬剤名を診療録に記載すること。
- (2) 歯周疾患処置を算定する歯周ポケット内に特定薬剤を注入する場合は、用法用量に従 い使用した場合に限り特定薬剤料として別に算定する。
- (3) 歯周基本治療の後の歯周病検査の結果、期待された臨床症状の改善がみられず、かつ 歯周ポケットが4ミリメートル以上の部位に対して、十分な薬効が期待できる場合におい て、計画的に1月間特定薬剤を注入した場合は、本区分により算定する。なお、当該処置後、再度の歯周病検査の結果、臨床症状の改善はあるが、歯周ポケットが4ミリメートル 未満に改善されない場合であって、更に1月間継続して薬剤注入を行った場合は同様に算 定する。
- (4) 歯周疾患による急性症状時に症状の緩解を目的として、歯周ポケット内へ薬剤注入を 行った場合は、本区分により算定する。
- (5) 糖尿病を有する患者であって、歯周ポケットが4ミリメートル以上の歯周病を有する ものに対して、歯周基本治療と並行して計画的に1月間特定薬剤(歯科用抗生物質製剤 に限る。)の注入を行った場合は、本区分により算定する。ただし、医科の保険医療機関又は医科歯科併設の医療機関の医師からの診療情報提供(診療情報提供料の様式に準 じるもの)に基づく場合に限る。
- (6) 歯周疾患処置を算定した月は、区分番号I011-3に掲げる歯周基本治療処置を別 に算定できない。