第41 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)

第41 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)

  • 1 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)に関する施設基準
    • (1) 専任の常勤医師が1名以上勤務していること。
    • (2) 専従の常勤理学療法士、常勤作業療法士又は常勤言語聴覚士のいずれか1名以上勤務して いること。ただし、ADL維持向上等体制加算、回復期リハビリテーション病棟入院料及び地域包括ケア病棟入院料を算定する病棟並びに地域包括ケア入院医療管理料を算定する病室 を有する病棟における常勤の従事者との兼任はできないが、廃用症候群リハビリテーション 料(Ⅰ)、(Ⅱ)又は(Ⅲ)、運動器リハビリテーション料(Ⅰ)、(Ⅱ)又は(Ⅲ)、呼吸器リハビリ テーション料(Ⅰ)又は(Ⅱ)、障害児(者)リハビリテーション料及びがん患者リハビリテーション料における常勤の従事者との兼任は可能であること。 また、言語聴覚士の場合にあっては、第7部リハビリテーション第1節の各項目のうち専従の常勤言語聴覚士を求める別の 項目について、別に定めがある場合を除き、兼任は可能であること。なお、当該保険医療機 関において、疾患別リハビリテーション(心大血管疾患リハビリテーションを除く。)、障害児(者)リハビリテーション及びがん患者リハビリテーションが行われる日・時間が当該保険医療機関の定める所定労働時間に満たない場合には、当該リハビリテーションの実施時間以外に他の業務に従事することは差し支えない。
    • (3) 治療・訓練を十分実施し得る専用の機能訓練室(少なくとも、病院については内法による 測定で100平方メートル以上、診療所については内法による測定で45平方メートル以上とする。)を有していること。専用の機能訓練室は、当該療法を実施する時間帯以外の時間帯に おいて、他の用途に使用することは差し支えない。また、専用の機能訓練室は、疾患別リハビリテーション、障害児(者)リハビリテーション又はがん患者リハビリテーションを実施している時間帯において「専用」ということであり、 疾患別リハビリテーション、障害児(者)リハビリテーション又はがん患者リハビリテーションを同一の機能訓練室において同時に行うことは差し支えない。ただし、同一の時間帯において心大血管疾患リハビリテーションを行う場合にあっては、それぞれの施設基準を満たしていること。なお、言語聴覚療法 を行う場合は、遮蔽等に配慮した専用の個別療法室(内法による測定で8平方メートル以上)1室以上を別に有していることとし、言語聴覚療法のみを行う場合は、当該個別療法室があれば前段に規定する専用の施設は要しない。
    • (4) 平成26年3月31日において、現に当該リハビリテーション料の届出を行っている保険医療 機関については、当該機能訓練室等の増築又は全面的な改築を行うまでの間は、(3)の内法の規定を満たしているものとする。
    • (5) 当該療法を行うために必要な施設及び器械・器具として以下のものを具備していること。 歩行補助具、訓練マット、治療台、砂嚢などの重錘、各種測定用器具等。ただし、言語聴覚療法を行う場合は、聴力検査機器、音声録音再生装置、ビデオ録画システム等を有すること。
    • (6) リハビリテーションに関する記録(医師の指示、実施時間、訓練内容、担当者等)は患者 ごとに一元的に保管され、常に医療従事者により閲覧が可能であること。
    • (7) 定期的に担当の多職種が参加するカンファレンスが開催されていること。
  • 2 初期加算に関する施設基準
    •  当該保険医療機関にリハビリテーション科の常勤の医師が1名以上配置されていること。
  • 3 「注5」に規定する施設基準
    •  第40の3と同様であること。
  • 4 届出に関する事項
    • (1) 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)及び「注5」の施設基準に係る届出は、別添2の 様式42を用いること。
    • (2) 当該治療に従事する医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士その他の従事者の氏名、 勤務の態様(常勤・非常勤、専従・非専従、専任・非専任の別)等を別添2の様式44の2を用いて提出すること。
    • (3) 当該治療が行われる専用の機能訓練室の配置図及び平面図を添付すること。
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