細菌培養同定検査

D018 細菌培養同定検査

  • 1 口腔、気道又は呼吸器からの検体  160点
  • 2 消化管からの検体  160点
  • 3 血液又は穿刺液  190点
  • 4 泌尿器又は生殖器からの検体  150点
  • 5 その他の部位からの検体  140点
  • 6 簡易培養  60点

1から6までについては、同一検体について一般培養と併せて嫌気性培養を行った場合は、120点を加算する。。

通知

D018 細菌培養同定検査

  • (1) 細菌培養同定検査
    • ア 細菌培養同定検査は、抗酸菌を除く一般細菌、真菌、原虫等を対象として培養を行い、同定検査を行うことを原則とする。
    • イ 同定検査を予定して培養したものであれば、菌が陰性の場合であっても「1」から「5」までの項により算定するが、あらかじめ培養により菌の有無のみを検索する場合は、検体の種類にかかわらず、「6」の簡易培養により算定する。
    • ウ 細菌培養同定検査は、検体ごとに「1」から「5」までの所定点数を算定できるが、同一検体を用いて簡易培養を併せて行った場合は、「6」の簡易培養は算定できない。
    • エ 症状等から同一起因菌によると判断される場合であって、当該起因菌を検索する目的で異なった部位から、又は同一部位の数か所から検体を採取した場合は、主たる部位又は1か所のみの所定点数を算定する。ただし、血液を2か所以上から採取した場合に限り、「3」の血液又は穿刺液を2回算定できる。この場合、「注」の加算は2回算定できる。
    • オ 各検体別の所定点数には、定量培養を行った場合を含む。
  • (2) 「3」における穿刺液とは、胸水、腹水、髄液及び関節液をいい、「5」の「その他の部位からの検体」とは、「1」から「4」までに掲げる部位に含まれない全ての部位からの検体をいい、例えば、皮下からの検体をいう。
  • (3) 簡易培養
    • ア 「6」の簡易培養は、 Dip-Slide法、簡易培地等を用いて簡単な培養を行うものである。
    • イ ウロトレース、ウリグロックスペーパー等の尿中細菌検査用試験紙による検査は、区分番号「D000」尿中一般物質定性半定量検査に含まれるものであり、別に算定できない。
  • (4) 嫌気性培養のみを行った場合は、「1」から「6」の所定点数のみ算定し、「注」の加算は算定できない。
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