B001-2-2 地域連携小児夜間・休日診療料
- 地域連携小児夜間・休日診療料1 …400点
- 地域連携小児夜間・休日診療料2 …550点
- 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た小児科を標榜する保険医療機関において、夜間であって別に厚生労働大臣が定める時間、休日又は深夜において、入院中の患者以外の患者(6歳未満の小児に限る。)に対して診療を行った場合に、当該基準に係る区分に従い、それぞれ算定する。
- 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た小児科を標榜する保険医療機関において、患者の来院後速やかに院内トリアージが実施された場合には、院内トリアージ加算として、所定点数に30点を加算する。
B001-2-2 地域連携小児夜間・休日診療料
- 地域連携小児夜間・休日診療料は、保険医療機関が地域の小児科を専ら担当する診療所その他の保険医療機関の医師と連携をとりつつ、小児の救急医療の確保のために、夜間、休日又は深夜に小児の診療が可能な体制を保つことを評価するものである。
- 地域連携小児夜間・休日診療料1については、夜間、休日又は深夜であって、保険医療機関があらかじめ地域に周知している時間に、地域連携小児夜間・休日診療料2については、保険医療機関が24時間診療することを周知した上で、夜間、休日又は深夜に、それぞれ6歳未満の小児を診療した場合に算定する。
- 地域連携小児夜間・休日診療料は、夜間、休日又は深夜に急性に発症し、又は増悪した6歳未満の患者であって、やむを得ず当該時間帯に保険医療機関を受診するものを対象としたものである。したがって、慢性疾患の継続的な治療等のための受診については算定できない。
- 夜間、休日又は深夜における担当医師名とその主たる勤務先について、予定表を作成し院内に掲示するものとする。
- 地域連携小児夜間・休日診療料を算定する場合にあっては、診療内容の要点、診療医師名及びその主たる勤務先名を診療録に記載するものとする。
- 一連の夜間及び深夜又は同一休日に、同一の患者に対しては、地域連携小児夜間・休日診療料は原則として1回のみ算定する。なお、病態の度重なる変化等による複数回の受診のため2回以上算定する場合は、診療報酬明細書の摘要欄にその理由を詳細に記載すること。
- 診察が電話等により行われた場合にあっては、地域連携小児夜間・休日診療料は算定できない。
- 入院中の患者については、地域連携小児夜間・休日診療料は算定できない。ただし、患者が地域連携小児夜間・休日診療料を算定すべき診療を経た上で入院した場合は、算定できる。
- 患者本人が受診せず、家族などに対して指導等を行った場合には、当該診療料は算定できない。
- 地域連携小児夜間・休日診療料は地域の夜間・急病センター、病院等において地域の医師が連携・協力して、診療に当たる体制を評価したものであり、在宅当番医制で行う夜間・休日診療においては算定できない。
- 「注2」に掲げる院内トリアージ加算については、院内トリアージ体制を整えている保険医療機関において、当該保険医療機関の院内トリアージ基準に基づいて専任の医師又は専任の看護師により患者の来院後速やかに患者の状態を評価し、患者の緊急度区分に応じて診療の優先順位付けを行う院内トリアージが行われ、診療録にその旨を記載した場合に算定できる。
- 院内トリアージを行う際には患者又はその家族等に対して、十分にその趣旨を説明すること。
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地域連携小児夜間・休日診療料の施設基準等
1) 地域連携小児夜間・休日診療料の施設基準
- 地域連携小児夜間・休日診療料1の施設基準
- 当該保険医療機関において、別の保険医療機関を主たる勤務先とする専ら小児科を担当する保険医及び当該保険医療機関を主たる勤務先とする専ら小児科を担当する保険医により、六歳未満の小児を夜間( (2)に規定する時間をいう。)、休日又は深夜に診療することができる体制が整備されていること。
- 地域医療との連携体制が確保されていること。
- 小児夜間・休日診療を行うにつき十分な体制が整備されていること。
- 小児夜間・休日診療を行うにつき十分な構造設備を有していること。
- 緊急時の入院体制が整備されていること。
- 地域連携小児夜間・休日診療料2の施設基準
- 当該保険医療機関において、専ら小児科を担当する保険医が常時一人以上配置されていること。
- 当該保険医療機関において、別の保険医療機関を主たる勤務先とする専ら小児科を担当する保険医及び当該保険医療機関を主たる勤務先とする専ら小児科を担当する保険医により、六歳未満の小児を二十四時間診療することができる体制が整備されていること。
- 地域医療との連携体制が確保されていること。
- 小児夜間・休日診療を行うにつき十分な構造設備を有していること。
- 緊急時の入院体制が整備されていること。
2) 地域連携小児夜間・休日診療料に規定する時間
当該地域において一般の保険医療機関が概ね診療応需の態勢を解除した後、翌日に診療応需の態勢を再開するまでの時間(深夜(午後十時から午前六時までの時間をいう。以下同じ。)及び休日を除く。)
3) 院内トリアージ加算の施設基準
- 院内トリアージを行うにつき十分な体制が整備されていること。
- 院内トリアージの実施基準を定め、当該保険医療機関の見やすい場所に掲示していること。
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第6 地域連携小児夜間・休日診療料
1 地域連携小児夜間・休日診療料1に関する施設基準
- 小児を夜間、休日又は深夜において診療することができる体制を有していること。
- 夜間、休日又は深夜に小児科を担当する医師(近隣の保険医療機関を主たる勤務先とするものに限る。)として3名以上を届け出ており、うち2名以上は専ら小児科を担当する医師であること。
- 地域に、夜間、休日又は深夜であって小児の救急医療の確保のために当該保険医療機関があらかじめ定めた時間が周知されていること。
- 緊急時に小児が入院できる体制が確保されていること又は他の保険医療機関との連携により緊急時に小児が入院できる体制が整備されていること。
2 地域連携小児夜間・休日診療料2に関する施設基準
- 小児を24時間診療することができる体制を有していること。
- 専ら小児科を担当する医師(近隣の診療所等の保険医療機関を主たる勤務先とするものに限る。)として3名以上を届け出ていること。
- 地域に、小児の救急医療の確保のために当該保険医療機関が6歳未満の小児を24時間診療することが周知されていること。
- 緊急時に小児が入院できる体制が確保されていること又は他の保険医療機関との連携により緊急時に小児が入院できる体制が整備されていること。
3 院内トリアージ加算に関する施設基準
- 以下の項目を含む院内トリアージの実施基準を定め、定期的に見直しを行っていること。
- トリアージ目標開始時間及び再評価時間
- トリアージ分類
- トリアージの流れ
なお、トリアージの流れの中で初回の評価から一定時間後に再評価すること。
- 患者に対して、院内トリアージの実施について説明を行い、院内の見やすい場所への掲示等により周知を行っていること。
- 専任の医師又は小児看護や救急医療に関する3年以上の経験を有する専任の看護師が配置されていること。
4 届出に関する事項
- 地域連携小児夜間・休日診療料1及び2の施設基準及び院内トリアージ加算の施設基準に係る届出は、別添2の様式7を用いること。
- 開放利用に関わる地域の医師会等との契約及び当該医療機関の運営規定等を記載すること。
- 2の1.に掲げる事項については、その体制の概要を添付すること。
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